正木村の月湖の家では玲亜の結婚式の準備が始まっていた。
『清音姉さんの着た衣装で、嫁ぎたかったんです』亡き清音への想いを清音の花嫁衣装に込め、玲亜は秋枝と圭らと式の準備を進めていく。
一方宇宙では天女と美守が見守る中、アイリは鬼の形相で書類のチェックに追われ、天地への思いがむなしく響く。
その最中、天地を独占宣言した水穂は天地と時間を共にしていたが、ひょんな事から一緒に風呂へつかることになるのだが……。
『明日になれば貴方たちに天地ちゃんを返すから……今回だけは独占させてね』
母の面影を残す水穂に思い揺れる天地。静かに、夜は更けていく――。